ハレの日レストラン

和食 八/下高井戸の名店紹介

SALUS

2025/6/7

特別なときや食を心から愉しみたいときに訪れたい名店を紹介する、「ハレの日レストラン」。今回は、下高井戸の一軒をご紹介します。

※この記事は「SALUS」2024年1月号の内容を再編集しています。

【和食 八】季節をふんだんに味わう口福

線路沿いにひっそりとお店を構えるこちらは、2009年に青山で創業。その後、明大前、下高井戸へと移転し、今では下高井戸を中心に3店舗展開するほどの人気店に。料理人の斉藤正樹さんは、料理について「僕は関東料理を教わってきたので、基本的には江戸料理の流れである東京料理なんです。だから古典が7割、残り3割で新しいスタイルを取り入れています」。

毎月変わるコースのほか、その日の仕入れ状況に応じたアラカルトも提供。“少しずつ、さまざまな食材を味わえるように”と気の利いた献立の多さが魅力のコースについて、斉藤さんは「アラカルトだと好きなものに偏りますが、おまかせコースでは新しい素材と出合えるので、『こういうのもおいしいね』と発見があることって一番おもしろいところだと思うんです」と話します。和食の要である魚介は、豊洲市場や熊本の漁港から届く天然物。市場でも、通常流通しない上質な素材が手に入るそう。

日本酒は、料理に合わせた銘柄を厳選。「食事だけのご高齢の方もいらっしゃれば、お酒を飲みながら食事をされる方も、子連れのご家族もいらっしゃいます。かしこまった場所というより、肩肘張らずに利用していただきたいです」と斉藤さん。新年には、「お正月特別コース」も。

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ディナーの「おまかせコース」(およそ11品¥10,000)の一例。先付け、刺し身、茶碗蒸し、焼き物、すし、煮物など。日本酒(1合¥800~)。
コース最後のお食事は、創業からの名物で、炊きたての土鍋ご飯「鯛飯」。
活気に満ちた厨房を見渡せるカウンター席。そのほか、会食に最適なテーブル席も。

■和食 八
住所:杉並区下高井戸1-4-1 高井戸ベース1階
電話:03-6304-7478 
営業時間:17:00~21:30L.O. ※ランチは月・水・土・日11:30~13:30L.O.
休:不定休

SALUSとは?

「ラテン語で“あいさつ”のこと。人々が出会い、行き交う場(駅)を象徴しています。東急線沿線は、まだまだ意外な街の表情や人々の魅力にあふれています。

「SALUS」は、単なる沿線紹介にとどまらず、「やってみよう」「行ってみよう」と思える魅力やアイデアを、読者の方へお届けします。さまざまな切り口から暮らしの楽しみ方を提案し、新たな世界との出会いや発見のきっかけになることを目指します。

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